4 大阪府内の特徴的な動向
国土交通省HPなどを参考にして、大阪府内の特徴的な動向を示す具体的地点をまとめたものが以下となります。
■最高価格地の地価動向 [大阪市梅田地区]
(価格順位大阪圏1位)
●大阪北5-28 [商業地] 大阪駅近接 22,900,000円/u (8.4%下落)
コロナ禍において、オフィス需要は比較的堅調であるが、店舗の収益性が低下し、投資意欲もやや低迷したため、地価は下落に転じています。
■観光地の地価動向[大阪市道頓堀地区]
(価格下落率(商業地)全国2位、同全国1位)
●大阪中央5-2[商業地]なんば駅230m 21,100,000円/u (26.5%下落)
●大阪中央5-19[商業地]なんば駅260m 5,800,000円/u (28.0%下落)
コロナ禍により国内外の観光客が激減し、物販及び飲食店舗の収益性が大きく毀損し、地価は下落に転じています。
■インフラ整備等の影響 [大阪府箕面市]
(新駅予定地周辺)
●箕面-19[住宅地]千里中央駅2.1km 230,000円/u(4.5%上昇)
●箕面5-4[商業地]千里中央駅1.6km 530,000円/u(8.2%上昇)
北大阪急行延伸で設置される新駅から徒歩圏内の中規模戸建住宅を中心とした優良な住宅地域では、利便性向上への期待から、住宅地の地価が上昇しています。また、新駅予定地周辺では再開発が進捗中であり、店舗や事務所の新規需要により、商業地の地価が上昇しています。
(参考資料)
国土交通省HP 土地水資源局 地価調査課 発表資料
大阪府地価だより 令和3年3月24日発行 第92号
以上